葬儀の段取りがわかる

お葬式までの流れ|清拭からお通夜

「清拭」

葬式の流れを説明しています。亡くなってからお葬式をあげるまでには、手順がいろいろありますが、その中には、葬式まで、遺体を衛生的に保つための「清拭(せいしき)」という行為があることを知っておきましょう。
清拭の目的は、故人の尊厳を守ること、また、遺体の衛生状況を保持することであり、そのためには、遺体をきれいにしておかなければなりません。
流れとしては、死亡した後、すぐに、清拭をします。
病死した場合と、事故死した場合とでは作業の量も違ってくると思いますが、お顔や身体をきれいにして、葬式の際にお別れをしてもらうためでもあります。
「故人を清める」という意味もあり、清拭だけではなく、プラスアルファの処置をされることもあります。
こうした遺体のケアは、病院で亡くなった場合、看護師さんなどが清拭を行なってくれます。
ですが、ご自宅で亡くなった場合、身内でやることも難しいですから、葬式社の手配した関係者が行なうことが多いです。
看護師さんが行う清拭は、簡単なもので、遺体を清潔にする程度の処置で、別名「エンジェルケア」を呼ばれることもあります。
一方、葬式関係が行なう、清拭や、お清め行為は、その道のプロフェッショナルによる一連の行為です。
ご存知の方も多いと思いますが、葬式の仕事が「おくりびと」として映画になりました。
葬式に送り出すまでの流れの中で、あの映画は納棺と呼ばれている手順、作業をクローズアップしたものでしたよね。
身内であっても、清拭の作業をすることはなく、主に葬式関係者、看護師さんなどによって行なわれるものです。
私たち素人がやることではありませんが、お葬式に関連した作業のひとつとして、清拭というものがあることを頭に入れて置きましょう。

 

 

お通夜の流れ

お葬式までの流れのなかでも、お通夜はとても大事です。
初めての方は、お通夜がどのような流れで行なわれるのかもわからないという方が多いでしょう。
自分がお通夜に何回か行ったことがあっても、すべての流れを見ているわけではありませんから、手順や流れがわからないことは当然です。
ここでは、一般的な仏式のお通夜で執り行う手順と流れを、ご紹介しておきます。
お通夜は昔から行なわれているものですが、時代と共に少しずつ変化していますし、それぞれお住まいの地域によっても若干違うことでしょう。
お葬式の規模によってもお通夜の流れは変わってくるようですし、宗教が違うと、かなり大きく違ってくることがありますので、ここでご紹介することは目安としてお考えくださいね。
お通夜の時間はだいたい、一時間を予定し、その後はお料理を食べていただく時間となります。
例えば、18時からお通夜が開始され、19時に終了するというスケジュールの場合、開始少し前に17時30分ごろ僧侶が到着します。
僧侶は控室などに案内し、お茶やお菓子を出します。
喪主の方は僧侶に挨拶しに控え室を訪れます。
30分前になったら、お通夜の受付を開始します。
その後の流れは、10分前くらいに、一同が着席となり、遺族や親族、参列者、それぞれの席へ着きます。
お通夜開式の18時になったら、僧侶が入場します。
手順としては、僧侶入場時に参列者は、黙礼をし、僧侶は祭壇の前に座ります。
18時3分ごろ、「開式の辞」で、司会者か、葬式担当者が開式の言葉を述べます。

 

お通夜の進行と振る舞い

18時スタートのお通夜ですと、18時過ぎの開式の辞のあと、18時5分ごろ、僧侶の読経が始まります。
30分から40分程度、続きますが、この長さは、僧侶によっても違いますし、宗派によっても違ってくるでしょう。
参列者の手順としては、18時15分ごろから焼香が始まります。
葬式担当者、司会、または僧侶から、ご焼香の案内があったら、喪主から焼香を始めて、次に遺族、親族、参列者の流れで焼香を続けます。
18時40分ごろ、僧侶が退席します。
手順としては、僧侶が退席される場面で、参列者は合掌します。
18時55分ごろ、閉式の辞となり、司会、または、葬式担当者から、閉式の言葉を告げます。
この手順でお通夜の流れがすべて終了します。
19時からは、通夜振る舞いが開始され、食事やお酒を参列者に振る舞い、1時間から2時間ほどで終了します。
これがお通夜の流れと手順ですが、お葬式によって、内容も変わってくると思いますので、詳細は葬式屋さんから説明してもらいましょう。
「お葬式に来られないのでお通夜に来た」という方も多いですから、失礼のないように対応し、心からお礼を申し上げましょう。
お通夜を執り行う日は、「夜伽(よとぎ)」と言われ、昔から「お線香の火を絶やしてはいけない」とのことでしたが、これも最近では変わってきました。
自宅ではなく、斎場などで、お通夜を行うことも増えたので、会場の都合により、そこで一晩中過ごさないケースも多いです。